2016年2月24日水曜日

キュービクル改修工事

大阪 日本橋にある不動産会社「常盤ビル」です。

今回は「大和シャレー」の屋上にある高圧受電設備(=キュービクル)
の年次点検と改修工事を行いました。

年次点検は毎年1回実施しますが、今回は停電時に行うもので、
これは3年に1回行ってます。それに合わせて、点検業者の方から
指摘を受けていた改善項目を実行に移すべく改修工事をしました。

工事内容は主に、「ブレーカーの交換」と「漏電警報器の交換」です。
ブレーカーは10ヶ所あって配線作業も含むので時間がかかりましたが
無事に終了しました。
当日は、停電のため深夜作業だったのと、雨が降っていたこともあって
ブルーシートをキュービクルの屋根部分に張って作業する等業者の方の
ご苦労もありました(以下、写真参照)。


 
 
雨の中での作業
 


工事前の状態
(中央から下にかけて10個ある黒い器具がブレーカー
中央の最下部にある器具が漏電警報機)


工事完了後の状態




これで、数十年(?)キュービクルの改修工事はしなくても大丈夫の
ようで、当社としてもひと安心です。
電気に関することは、不具合があっても一般の人にはわかりにくく
目に見えないことがほとんどですので、信頼できる業者の方に点検を
こまめにしてもらい、必要に応じて費用がかかっても改修工事を
行っていくという方針を今後も続けていきたいと考えます。










2016年2月10日水曜日

小修繕

大阪 日本橋にある不動産会社「常盤ビル」です。

今年に入ってもう1ヵ月経ってしまいましたが、今年
最初のちょっとした修繕が1月末に2件ありました。

1件は、当社が区分所有している「香枦園第2コーポラス」
における給湯器の排気筒の交換です。
給湯器が作動して排気をしているときに、通常聞こえない音
がしたという入居者の方の連絡があり、業者に見てもらった
ところ排気不良が原因とのことでした。
給湯器のあるPS内の扉に穴が開いており、排気筒の先端から
その穴を通じて外へ排気するのですが、扉の穴に金網と
ガラリ付ベントキャップ(換気用キャップ)がついていて、2重に
キャップがついている形になっています(写真参照)。
PS内給湯器

そのため排気が一部遮られて、上手く排出されてなかった
わけです。
そこで、このキャップを除去して先端に金網つきの排煙筒に交換
して、正常な状態になりました。
排煙筒交換と扉についていたキャップ除去


2件目は、常盤ビル(=本社ビル)内の1室の入口扉が開閉しにくい
と入居者の方から連絡頂き、扉調整を業者の方にやってもらいました。
扉とその外側の枠にすきまが均一にあれば問題ないのですが、扉の
上端部分のすきまがほとんどなく、開閉の度に扉とその枠がスレてしまう
のが原因です。
対処方法としては、「丁番おこし」といわれる道具を使って、丁番を調整する
ことで扉の位置を修正するやり方がありますが、この扉自体 鉄製で重く
50年以上使っていることもあって丁番の調整が難しく、万一の場合に部品
部材の交換もできません。
したがって、扉自体の上端部分をグラインダーで削りました。以前より、業者
の方から他の扉をこの方法で修繕したことがあって、この方法しかないと
言われていました。作業自体は20~30分で終わりました。
長い年月の間に扉の枠が微妙に変形(下がってくる)したために起こった現象
と思われます。


こういった小さなことほど、すぐ対処して問題を解決していきたいと常に
考えてます。
また古い物件は一般的な修繕ができないこともあり、業者の方の知恵を
かりるのも必要ですし、それなりのやり方があるものですね。
経験値が必要とされることも多いです。