2016年2月10日水曜日

小修繕

大阪 日本橋にある不動産会社「常盤ビル」です。

今年に入ってもう1ヵ月経ってしまいましたが、今年
最初のちょっとした修繕が1月末に2件ありました。

1件は、当社が区分所有している「香枦園第2コーポラス」
における給湯器の排気筒の交換です。
給湯器が作動して排気をしているときに、通常聞こえない音
がしたという入居者の方の連絡があり、業者に見てもらった
ところ排気不良が原因とのことでした。
給湯器のあるPS内の扉に穴が開いており、排気筒の先端から
その穴を通じて外へ排気するのですが、扉の穴に金網と
ガラリ付ベントキャップ(換気用キャップ)がついていて、2重に
キャップがついている形になっています(写真参照)。
PS内給湯器

そのため排気が一部遮られて、上手く排出されてなかった
わけです。
そこで、このキャップを除去して先端に金網つきの排煙筒に交換
して、正常な状態になりました。
排煙筒交換と扉についていたキャップ除去


2件目は、常盤ビル(=本社ビル)内の1室の入口扉が開閉しにくい
と入居者の方から連絡頂き、扉調整を業者の方にやってもらいました。
扉とその外側の枠にすきまが均一にあれば問題ないのですが、扉の
上端部分のすきまがほとんどなく、開閉の度に扉とその枠がスレてしまう
のが原因です。
対処方法としては、「丁番おこし」といわれる道具を使って、丁番を調整する
ことで扉の位置を修正するやり方がありますが、この扉自体 鉄製で重く
50年以上使っていることもあって丁番の調整が難しく、万一の場合に部品
部材の交換もできません。
したがって、扉自体の上端部分をグラインダーで削りました。以前より、業者
の方から他の扉をこの方法で修繕したことがあって、この方法しかないと
言われていました。作業自体は20~30分で終わりました。
長い年月の間に扉の枠が微妙に変形(下がってくる)したために起こった現象
と思われます。


こういった小さなことほど、すぐ対処して問題を解決していきたいと常に
考えてます。
また古い物件は一般的な修繕ができないこともあり、業者の方の知恵を
かりるのも必要ですし、それなりのやり方があるものですね。
経験値が必要とされることも多いです。














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