2016年1月26日火曜日

続 消防点検

大阪 日本橋にある不動産会社「常盤ビル」です。

12月に「大和シャレー」の消防点検を行った旨ブログに
掲載致しましたが、今回は「常盤ビル」(=本社ビル)の
点検を行いました。

前回書けなかったこともあるので、今回、消防点検の
豆知識を少し紹介させて頂きます。

消火器は、新品で購入設置してから5年経過で中身の
消火剤を交換する必要があります。この消火剤はピンク色
の粉末です(写真の左側の方の足元にある袋がその粉末)。
そして、中身を交換してさらに5年経過(=新品から10年経過)
すると本体そのものを交換(=新品購入)しなければなりません。

消火器の中身の交換作業

次に、一定の高さ以上の建物には「連結送水管」というものを
設置する必要があります。この高さの基準は7階建て以上の
建築物となります。6階建て以下の建物には、この連結送水管は
ついてないわけですね。

連結送水管(耐圧試験器具装着)

この連結送水管は、消防署の隊員が火災時に消防車からホースを
ここに差し込み、高圧で消火のための水を送り込むためにあります。
7階以上の高い建物は、地上の消防車からの放水では十分に火元
に水が行き渡らない可能性があり、1階にある連結送水管から
建物内部の各階にある消火栓まで水を送り込み、火元に近い消火栓まで
隊員が行ってその放水口にホースを差し込んで消火作業するわけです。


普段はあまり意識しないことですが、いろんな設備、器具はすべて役割や
意味があって、点検時に確認も含めて改めてその重要性を認識させられます。
 

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