3月初旬に大阪市環境局主催で「PCB廃棄物の処理に関する説明会」
に参加してきました。
PCB廃棄物とは、PCBが混入した変圧器、コンデンサー、安定器等
を指します。これらは昭和47年以前に製造された電気関連の設備
に関わる器具・部品です。
PCBの説明は話が長くなるので避けますが、PCB廃棄物を所有している
所有者(工場、建物所有者等)は、規定に則って処理しなければなりません。
このPCB廃棄物にも大別して低濃度のものと高濃度のものがあり、低濃度
のも中心に処理は進んでいるようですが、高濃度に該当する「安定器」は
昨年ようやく処理の受付が開始されたところで上手く処理が進んでいない
ようです。各自治体に保管の届け出がされているPCB廃棄物の物量と
処理工場の処理能力との関係で、処理能力の方がまだ追いついていない
のでしょう→最終的に高濃度は平成34年3月31日、低濃度は平成39年
3月31日までに処理が義務づけられてます。
当社は既に変圧器の処理は完了しているのですが、蛍光灯等に使われていた
「安定器」を数量は少ないのですが保管しています。厳重に管理しているので
保管自体には問題ないのですが、処理申請を昨年しているにも関わらず半年
経過した現在でも具体的な処理の指示がない状態です。
ペール缶に入った安定器 |
色々と細かい話はあるのですが、当社としては指示待ちで当分「安定器」を
保管せざるを得ないです。さらに問題なのは処理費用の大きさです。
1KG当たり基本的に30,240円かかり、各種助成措置はあるものの
大きな負担となります。
しかし、当社として法に則り適正に処理することは重要だと考えてますので
今後、各種説明会には積極的に参加し、情報収集には努めていくと同時に
可能な限り早く処理をしたいと思ってます。
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